コラム6【腰痛と内臓】

腰痛をはじめとする身体の不調は、筋肉・骨・血液・内臓などに原因があって発生しているものだといえます。
つまり、腰痛の原因には筋肉の痛みや骨折、血行不良だけがなるわけではなく内臓疾患も発症の原因になりうるのです。
どのようにして内臓疾患が腰痛の原因になるのかなどを解説します。

コラム・腰痛と内臓

腰痛は筋肉や骨格の疾患だけでなく、内臓疾患に伴う症状としても現れることがあります。身体の中ではどのようなことが内臓に起こって、内臓疾患が腰痛の原因になっているのでしょうか。

内臓の働き

腰痛に関係する内臓は、主に腹部に集中する胃や肝臓、大腸・小腸や腎臓や膀胱などが挙げられます。腹部の内臓は、主に消化・吸収・排泄を司っており食べ物から吸収した栄養分を身体の各部に供給して、栄養吸収を終えた消化物や血液から運ばれる老廃物を体外に排出する働きを持っています。

内臓が腰痛の原因になる理由

内臓はどのようにして腰痛の原因になっているのでしょうか。胴体の内部には、内臓が所狭しと詰め込まれています。そのため、内臓の大きさは胴体の大きさに合わせて決定されています。この内臓の大きさが、病気などによって肥大すると内部からお腹や腰が圧迫されてしまいます。この内臓による圧迫が痛みとして感じられることが、腰痛の原因となっているのです。

腰痛の原因になる内臓疾患

どのような内臓疾患が、腰痛の原因になっているのでしょうか。腰痛を引き起こす主な内臓疾患を紹介します。

胃潰瘍・十二指腸潰瘍

食べすぎやストレスなどが原因となって起こる胃潰瘍や十二指腸潰瘍は、消化液によって胃や十二指腸が自己消化を起こして損傷する病気です。症状としては強い胃痛や胸焼け、吐血などが挙げられます。症状が重くなると炎症が広がり、背面痛や腰痛を引き起こすことがあります。

便秘

大腸に便が詰まる便秘は、大腸癌や腸閉塞や腸ヘルニアなどが原因となって起こる病気です。便秘で便が塞き止められ、大腸が肥大することで腰を圧迫して腰痛を引き起こすことケースも見受けられます。

腎臓疾患

腎機能障害や腎不全などの腎臓疾患は、腰痛の原因になりやすい内臓疾患であるといえます。腎臓の痛みを感じる神経と腰痛を感じる神経は同じ経路を通っているため、痛みを感じ取っている脳が取り違えやすいのです。また、肥大した腎臓は姿勢によって腰を圧迫しやすい性質があるため腰痛を引き起こす原因にもなりやすいのです。

内臓疾患からの腰痛との付き合い方

内臓疾患が原因となっている腰痛は、筋肉や骨が原因となっている腰痛とは別のものであるという認識を持っていなければなりません。特に腰痛の原因になりやすい腎臓疾患は、放置しておけば命に関わる事態にまで発展する病気でもあるのです。
慢性的な腰痛を感じた場合は、自己流の養生ではなく専門医の診断を受けた上で治療に専念するようにするべきといえます。内臓疾患から来る腰痛は、腰痛以外の症状も現れているため総合的な判断に基づいた治療を行なわなければならないのです。

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