コラム2【運動と腰痛】

意識しなくても授業や部活動などで運動する機会が多い学生に対して、社会人になると運動不足な生活を送りがちになってしまいます。
しかし、ただ漠然と運動するだけでは腰痛や思わぬケガを引き起こす可能性が高くなってしまいます。
腰痛予防を考えた運動とはどのようなものなのでしょうか。

コラム・運動と腰痛

運動不足は肥満を招き、腰痛をはじめとする病気の原因になります。適度な運動を行うことは、筋肉や骨の強さの維持につながり腰痛の予防にも効果を発揮します。しかし、適切な形で運動を行わなければ、逆に腰痛を引き起こすことがあるのです。

運動で引き起こされる腰痛

運動が原因になって腰痛が引き起こされる場合、腰椎すべり症などの脊椎分離症によって併発していることが多々あります。脊椎分離症は陸上選手の職業病とも言われるほど、運動との関係が深い病気と言えます。
背骨は走ったり飛んだりすることで脚に生じる反発力を吸収・分散する働きを持っているため、陸上競技のように脚に負担がかかる運動を頻繁に行うスポーツの影響を受けやすいのです。つまり、脚の酷使は背骨や腰の酷使につながり、疲労骨折の原因にもなるのです。

ゴルフと腰痛

現在若手プロゴルファーの活躍によって注目を浴びているゴルフもまた、腰痛と深い関係のある運動であるといえます。ボールを打つ時に、勢いを付けるために左右に腰を捻る動きを行なうため腰椎を痛めやすいのです。
それに加えて長時間の歩行や立ちっぱなしが必要となるため、足腰への負担が大きくなるのもゴルフの特徴といえます。また、ゴルフを楽しんでいる年齢層は腰痛を起こしやすい中年から壮年に集中していることもあって、ゴルフと腰痛は不可分の存在になっているとも言えます。

野球・サッカーと腰痛

スポーツを原因とする腰痛は、選手人口の約20%が発症しているという統計があります。この統計結果は野球やサッカーなどのメジャースポーツも例外ではなく、プロ選手でも腰痛の発症で戦線離脱してしまうことも少なくありません。
野球やサッカーは停止状態から急激な運動を行うことが多いスポーツであるため、足腰への負担が陸上競技と並ぶ程大きいのです。また、腰痛だけでなく膝や肘などにも損傷を起こしやすいこともこれらのスポーツの特徴といえます。

運動での腰痛を予防する

運動を原因とする腰痛は、運動で生じた衝撃や負荷を身体で全て処理してしまうことによって起こるものといえます。つまり、身体に掛かる衝撃や負荷を減少させる工夫を行なうことが腰痛の予防に繋がることになります。

靴への工夫

運動において足を守る靴は、ケガをしないための重要なものといえます。自分の足のサイズにあった靴を選ぶことは前提条件ですが、靴の中敷きなどにも注意を払う必要があります。中敷きを二重にして衝撃吸収性を高めたり、足に優しい素材を使った靴を選んだりといった工夫を行なうことが大事なのです。

運動後の工夫

腰痛を起こした時のためにも、運動後に身体を労わる準備をしておくことは大事なことです。腰痛が発症した時は冷やすことが重要なので保冷材やコールドスプレーなどを用意しておくと良いでしょう。また、運動で失った水分を補給することはケガの治りや体力の回復に大きな影響を与えるので、水やスポーツドリンクなどを用意しておきましょう。

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