コラム1【腰痛と年齢】

人口の80%もの人が経験するといわれている腰痛は、生涯にわたって悩むことがありうる病気と言えます。
しかし、成長期から悩まされる人もいれば老齢になって初めて腰痛に悩まされるという人も居るのにはどのような理由があるのでしょうか?
腰痛と年齢の関係を考えます。

コラム・腰痛と年齢

腰痛は骨が原因で起こる重篤なものから、疲労が原因で起こる軽微なものまで様々にあります。しかし、世間では「腰痛は老化の証拠」という風潮が根強く残っているのが実情です。腰痛が起こるべき年齢とはどの程度の年齢を言うのでしょうか?

高齢者の腰痛

50歳を越える頃から目に見えて現れだす身体の老化現象は、腰痛と深い関係を持っています。この頃から筋力の低下や骨からのカルシウム流出、肌の保湿や関節組織に関わるコラーゲンの不足といった老化に伴う外見の変化や運動能力の低下が現れるようになります。
このような老化現象の影響は腰にも顕著に現れ、歩行速度の低下や上体を起こして歩くことが困難になります。特に骨の老化は骨折を起こしやすくするため、老化によって腰痛が起こるのは必然であるといえます。

中年層の腰痛

30代から40代の中年層は、仕事とプライベート共に最も充実する年代であると同時に無茶をしがちな年代でもあります。若い頃の感覚で力仕事を始めて、ぎっくり腰を発症するケースは少なくありません。また、日曜日に同僚や上司とゴルフに出かけて腰を痛めてしまうケースもあります。この年代の腰痛は、日頃の運動不足と若さのアピールが相乗効果を起こした結果であることが多いようです。

青年層の腰痛

10代後半から20代の青年層では、日常的にスポーツを行なっている人を中心に腰痛が見られます。青年層は体力が充実している時期なので、体力の限界まで運動した結果として疲労性の腰痛を引き起こすことが多いのです。また、椅子に長時間座ることが多い年齢層でもあるため、慢性的な腰痛を患っている人も少なくないようです。

子供の腰痛

成長期にある10代半ばまでの子供は、骨や筋肉が日ごとに成長しているため腰痛に苦しまされることが少ないといえます。しかし運動中などに腰を強く打った結果、腰痛を発症してしまうことも充分にあるのが悩みです。若いが故の回復力の高さで、自分のしたケガの重さが認識できないこともあるからです。

腰痛が辛い年齢

腰痛は生活内容によってどの年代にも起こりうるものといえますが、ではどのような年代で腰痛を患うのが辛いといえるのでしょうか。
基本的に、腰痛は安静を保っていれば長くても数ヶ月で完治する病気です。つまり、回復力の高い若者にとって腰痛はあまり悩みの種ではないともいえます。しかし、若い年代はじっと安静にしていられない性分の人が多く、腰痛を慢性化させてしまうことも少なくないのです。
高齢層になればなるほど、治りが遅く腰痛が日常的になってしまうため完治を諦めてしまう場合も少なくありません。逆に腰痛を起こしやすい中年層は、腰痛を発症したら無理をしなくなる人が多いためか、充分な静養を取ることが出来るようです。

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