【ぎっくり腰】

一般的に腰痛は「老化現象によって起こるもの」と考えられていますが、実際には年齢や性別に関係なく発生するものであるといえます。
中でもぎっくり腰は、年齢や性別を問わず起こる腰痛の中でも最も厄介な性質を持っているといえます。
ぎっくり腰の性質亜症状などについて解説していきます。

ぎっくり腰について

俗にぎっくり腰と言われる腰痛は、医学的には「急性腰痛症」という名前があります。ぎっくり腰は欧米では「魔女の一撃」と呼ばれ、急に強烈な痛みが差し込んでくる性質を持っています。

症状

ぎっくり腰の主な症状は、「鋭い痛みを伴うよう痛」があります。この腰痛は一過性の痛みで、安静にしていれば数日から数週間で治ってしまいます。 しかし、ぎっくり腰には再発しやすい性質があり注意していないと腰痛が慢性化しやすくなってしまう性質があるのです。

原因

重いものを急に持ち上げた時や寝床から起き上がった時などに起こるぎっくり腰は、医学的にはいくつかの原因があると考えられています。

脊椎分離症

脊椎分離症は、脊椎の一部が何らかの理由で背骨から外れてしまうことで起こります。ぎっくり腰だけでなく、脊椎すべり症の原因にもなる病気です。

筋筋膜炎

筋筋膜炎は、筋肉を覆う筋膜と筋肉に炎症が起こる病気のことです。筋筋膜炎はいわば「腰の捻挫」のようなもので、ぎっくり腰の原因になりやすいのが特徴です。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは脊椎と脊椎の間にある椎間板が外に飛び出して神経や筋肉を圧迫する病気です。ぎっくり腰を引き起こす行動は椎間板ヘルニアを引き起こす可能性があるため、充分に注意を払う必要があります。

ぎっくり腰と姿勢

ぎっくり腰は、特定の姿勢を取ったときに引き起こされることがあります。特に、重いものを中腰で持ち上げようとする、「上体を筋力だけで引き起こす」姿勢はぎっくり腰の原因になりやすいといえます。中腰で作業をする時、私たちの腰には自分の体重の二倍以上の負荷が掛かっています。この負荷が掛かった状態で上体を引き起こすと、腰の負担は更に強くなり脊椎や筋膜が耐えられなくなりぎっくり腰を起こすのです。
また、ゴルフなどで「急速に上体を捻る運動」を行うこともぎっくり腰の原因となります。

予防法

ぎっくり腰を予防するためには、作業前にストレッチ体操して筋肉をほぐしておくなどの対策が重要になります。筋肉が緊張した状態では充分な働きをすることが出来ず、必要以上の力を出さなければならなくなるため、腰痛の原因になりやすいのです。また、重いものを持ち上げる時は中腰にならず脚を屈めた姿勢をとり、脚と上体の力を合わせるようにして持ち上げるようにしましょう。

治療法

ぎっくり腰の原因が椎間板ヘルニアや脊椎分離症であった場合、手術による治療が必要になります。特に椎間板ヘルニアは脊柱神経を圧迫することがあるため、早急な治療を必要とする病気であるといえます。筋筋膜炎が原因の場合は、炎症を鎮めるため患部である腰を冷やして安静にするようにします。

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